イタリアのチューニングメーカーであるアバルトからアバルト595が2017年2月から日本でも正規販売されるようになりました。
フィアット500をベース車両にしたモデルで、従来はアバルト500として販売されていましたね。
ただでさえ日本ではマイノリティーなイタリア車のなかでも、さらにニッチなアバルトですが久しぶりに大きな進化を遂げたということで一部の方からは大きな注目を集めています。
目次
アバルト500は595に進化!デザイン、スペックまとめ
エクステリア
エンブレムのモチーフにもなっているサソリが毒々しいイメージを与えるアバルトですが、ベース車両はフィアット500ということで見た目はとても可愛らしいです。
車に詳しくない女性からすると、ただ単に小さくてカワイイ車にしか見えないでしょう!
フロントのエアインテークは従来モデルと比較して大型化しており冷却効率が+18%アップしています。
何気によく見てみるとただのメッシュ状ではなくて「ABARTH」となっています!
さすがイタリアの車、、、このあたりの遊び心は日本車はもちろん他国メーカーと比較しても群を抜いていますね。
リアはディフューザーにかなり拘っているのが分かるデザイン。
マフラーは左右2本出しで格好良く、マフラー音もとことん追求して開発されています。
新型アバルト595は3つのグレードがラインナップされていますが、それぞれ別車種といっても良いぐらいにデザインが異なります。
左から
- アバルト595Turismo(ツーリズモ)
- アバルト595(基本グレード)
- アバルト595Competizione(コンペティツィオーネ)
全グレード共有の変更点
昨年 1 ⽉に実施したフィアット 500 と同様の変更を内外装に施します。主な変更箇所 は、フロントライト周り(LED デイランプ)、リアコンビランプ、センターコンソール 周り。また、新たにグローブボックスとカップホルダーを追加し、ステアリングホイ ールを新たなデザインに変更 ・ TFT メータークラスターの機能を向上し、G メーターのグラフィックを刷新 ・ 5 インチタッチパネルの新型ラジオ(Uconnect)を採⽤することで、同時に USB、 Bluetooth など様々な外部⼊⼒に対応します。 ・ 3 ⾊(レッド、イエロー、パールホワイト)のボディカラーを新たに導⼊
出典:http://www.fcagroup.jp/upload/news/469/469_news_pdfFile_20170217_Abarth_MC_FCAJ.pdf
インテリア
内装についてもはフィアット500とほぼ同じですが、アバルトお馴染みのGメーターが標準で付いています。
シフトノブの場所は最近の車では珍しくフロアからではなくてインパネから伸びているインパネシフト!
ハンドルから近い位置に配置されているので、将棋棋士・谷川浩司先生の光速の寄せならぬ、光速のシフトチェンジが可能となっています。
シートデザインもスポーティーでありながらお洒落にまとめられています。
センターには5インチのタッチクスリーンタイプのオーディオ&インフォメーションディスプレイが装備されます。
- Bluetooth
- ハンズフリー通話
- 新型ラジオ「Uconnect」
- Facebook、twitter連携
などなどインターネットとも繋がる機能も!
こちらはツーリズモの内装ですが、ツーリズモだと変速方式は5速のシーケンシャルトランスミッション(セミAT)のみで右ハンドルのみです。
アバルト 595 ツーリズモ/595C ツーリズモの変更点
- ギャレット製⼤径タービンに変更すると同時に、最⾼出⼒をこれまでの 160ps から 165ps となりエンジンパフォーマンスが向上
- 新デザインの 17 インチホイールを採⽤
- ブレーキキャリパーをより⾼級感のあるブラック仕上げに変更
- シートをよりスポーティなデザインに変更 ・ ボディカラーに新⾊のパールホワイトを設定
出典:http://www.fcagroup.jp/upload/news/469/469_news_pdfFile_20170217_Abarth_MC_FCAJ.pdf
そして最上級グレードであるコンペティツィオーネの内装。
こちらは5速MTor5速セミAT、そしてハンドルも右or左を選択可能です。
アバルト 595 コンペティツィオーネの変更点
- シートをカーボンシェルタイプに変更
- カーボンインサート付のレザー/アルカンターラステアリングホイールを採⽤する ことで、他グレードとの差別化を図ります
- 新デザインの 17 インチホイールを採⽤
- ボディカラーに新⾊のイエローを設定
出典:http://www.fcagroup.jp/upload/news/469/469_news_pdfFile_20170217_Abarth_MC_FCAJ.pdf
エンジンスペック
エンジンは3つのグレードとも1400cc+ターボというのは変わりありませんが、チューンナップ等によりそれぞれスペックは異なります。
アバルト595
- エンジン:直列4気筒 +ターボ
- 総排気量:1368cc
- 最高出力:145ps(107kW)/5500rpm
- 最大トルク:18.4kgm(180Nm)/2000rpm
ツーリズモ
- エンジン:直列4気筒 +ターボ
- 総排気量:1368cc
- 最高出力:165ps(121kW)/5500rpm
- 最大トルク:21.4kgm(210Nm)/2000rpm
コンペティツィオーネ
- エンジン:直列4気筒 +ターボ
- 総排気量:1368cc
- 最高出力:165ps(121kW)/5500rpm
- 最大トルク:21.4kgm(210Nm)/2000rpm
エンジンカバーは赤くサソリも配置!
ボディサイズ
大きさはコンパクトサイズで、狭い日本の道路でも不自由なく運転することができます。
同じくコンパクトな輸入車として人気を争ってきたミニがどんどん巨大化(3ナンバー化)しているなかで、小さいままのフィアット500は運転が苦手な女性にとって有難い存在です。
- 全長×車幅×車高:3610×1625×1505mm
- ホイールベース:2300mm
- 車両重量:1110kg
- 乗車定員:4名
燃費は気にしない
燃費を気にして乗るような車ではありませんが、参考までにカタログ値は以下のようになっています。
5速セミAT
- 595:12.6km/L
- ツーリズモ:12.9km/L
- コンペティツィオーネ:13.4km/L
5速マニュアルトランスミッション
- 595:13.1km/L
- コンペティツィオーネ:13.1km/L
決して良いとは言えない数値ですが、エンジンスペックが最も高いコンペティツィオーネが最も燃費が良いというのが面白い点ですね!?
あくまでもJC08モードということなので当てにはできませんが。。。
お値段
価格は300万~400万円という設定になっています。
5速セミAT
- 595:3,099,600円
- ツーリズモ:3,466,800円
- コンペティツィオーネ:3,812,400円
5速マニュアルトランスミッション
- 595:2,937,600円
- コンペティツィオーネ:3,812,400円
故障リスクが低いマニュアルで!
アバルト595は左ハンドル&マニュアルシフトで乗れる数少ない車種です。
イタリア車ということで故障が心配な方も多いとは思いますが、構造がシンプルなマニュアル車であれば国産車と同じ感覚で乗ることができるでしょう。
セミATだとクラッチの減りも早いですし、トランスミッッションオイルの管理などもしなければなりませんしね。
ぜひ少しでも興味のある方はフィアット・アバルトディーラーを訪れて試乗をして購入を検討してみて下さい!

車を買い替えるキッカケに!
車の買取額は「3年」、「5万km」などを境にガクッと下がってしまいます。
その他にも車検前や少しでも乗換を考えている時には、早めに愛車の相場を調べてみましょう。
思っていた以上に高く売れることが分かって、欲しい車を買うことができたという人がたくさんいます。
まだ査定をしてもらったことが無いという方は、無料カンタン1分で買取相場が分かる⇒車査定比較.comを利用してみて下さい。
ディーラーより50万円も高い価格差が付いたという事例もあり、損をしないためにもオススメのサービスとなっています!
- 必要な車の情報は4つだけ!
- メーカーと車種名
- 走行距離と年式(だいたいでOK)
※特に3月は買い替え時期で車も高く売れるので、査定するなら今がベストなタイミングです!